乗り換え電力会社の料金シミュレーションで大事になる電気代の計算式とは？

乗り換え電力会社の料金シミュレーションで大事になる電気代の計算式とは？

電力自由化は電力を販売する会社を消費者側が選択できること、利用する人の条件などにより他の会社を選択することで電気代が安くなることも少なくありません。現在の金額と乗り換えを検討している電力会社を利用したときの金額、両者を比較することでお得になるのか否かを把握することが可能です。電力会社のホームページにアクセスを行うと、計算式やシミュレーションが用意されているところなどはそのまま計算することも可能です。基本的に月々の電気代は、「基本料金＋電力量料金＋再エネ賦課金」で求めることができます。再エネ賦課金は、電力会社が対抗発電など再生可能エネルギーを買取する際の費用の一部に充当するお金で、徴収そのものについては国の制度の中で決められている、全国一律などの特徴があります。そのた、再エネ賦課金の単価は変わらないわけですから、少しでも安くするためには基本料金もしくは電力量料金を抑えることがポイントになることが分かります。

電力会社と再エネ賦課金、電気使用者の関係について

再エネ賦課金とは「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の略称で、FIT法の概念です。再生可能エネルギーとは太陽光や水力、風力、地熱、バイオマスなど自然界のいたるところに存在する枯渇することがないエネルギーのことを言います。このエネルギーを使って作られた電気を、電力会社が一定の期間で一定の金額を支払って買い取る制度がFIT法です。電気を買い取るためには、他に費用が発生します。しかしその費用を電力会社がすべて負担はできないので、再エネ電源の普及を広めるために、電気を使う方たちから集めて費用にするために集められるのが再エネ賦課金です。 この賦課金は再生エネルギーを作る再エネ発電事業者、電力会社、工場や一般家庭などの電気使用者、賦課金回収および分配機関の4者から構成されています。最初に電力会社が作られた電気を再エネ発電業者から買い取り、電気使用者に供給し、使った分の電力の電気料金と賦課金を支払うという流れになっています。集められた賦課金については国が指定している賦課金回収および分配機関へ納付されます。